①コンセプト
「書肆北極点」は、「本と人を出会わせる」をテーマにしたネット上の小さな本屋です。
世界のどこかで誰かが書いた“よい本”へとつながる場所。
多くのジャンルを横断しながら、本の魅力と読む価値を紹介します。
②書肆北極点を立ち上げた理由
理由は二つあります。
一つは、「本屋の苦境」です。
本の売れる場所がいよいよネットに流れていき、街の本屋は縮小しています。
リアルの世界では「人が本と出会う場」は減っていく一方です。
それでも私は「本と人を出会わせる場」としての本屋は決して消えないと信じています。
そこで、その役割を果たす新しい実験の場をネット上に作りたいと考えました。
もう一つは「本を産み出す人への感謝」です。
本は、誰かが書かなければ生まれません。
そして、誰かが編集し、デザインし、印刷し、出版し、流通させなければ読者に届きません。
多くの人の手を経て初めて、私たちは一冊の本に出会えます。
だからこそ、本を作る人/書く人への敬意と感謝を、何らかの形で届けたい。
同時に、その本が読者と出会う瞬間のために少しでも力になりたい。
書肆北極点は、そんな思いから生まれた「本と人の出会いをつくる場」です。
この小さなネット上の本屋で、人が本と「出会ってくれること」、そして誰かの読書が少しでも豊かになることを目指しています。
③サイト名の由来
北極点には陸地がありません。
氷は常にその上を流れ続けて景色は変わっていきますが、それでも北極点という座標は変わらず、常にそこに在り続けます。
そんな北極点のように、ネット世界がどんなに移り変わっていっても「そこにある」本屋でありたいと思い、この名をつけました。
④コンテンツ
現在、書肆北極点で提供しているコンテンツは2つです。
・「本の紹介アーカイブ」:本サイトの基本となる記事です。1記事につき1冊の本を詳しく紹介し、その次に読むべき本の提案を行っています。こちらは3日に1回の更新を目指しています。
・「今日の気になる新刊」:日々たくさん出る新刊から面白そうな本をただひたすらに並べた記事で、本屋の新刊平台のようなコーナーです。こちらは基本的には毎日更新します。
⑤運営スタンス・編集方針
・書肆北極点では、売れるジャンルや本はあまり扱いません。むしろ本屋では棚が縮小しているようなジャンルの本を多く取り上げています。あくまで店主がおもしろいと、読まれるべきと思った本を紹介するだけです。その分、他のサイトでは出会わないような本を多く扱っていきたいと思います。
⑥運営者について
・店主のyutoyaは元々リアル書店員でした。その頃の知識と技術を使って、世の中の人々の読書生活に貢献したいと思います。
・私は文章を書くことは、ほとんど初めてです。そのため大変へたくそです。でも日々精進しているので、温かく見守っていただけると嬉しいです。